湖国の城をめぐる 序章
未訪の湖国の城を目指して
2018年3月末から4月末まで内の4日間、湖国滋賀の城巡りに行った。
筆者は近年、丹波を中心に京都・兵庫・岡山の城郭に訪れ、縄張り図の作成等を行う活動を行っている。滋賀県については、安土城をはじめ、特に有名な城郭や甲賀地方の土塁囲みの城郭には訪れたことがある。しかし、六角氏・浅井氏や、さらには織豊系の城郭など、まだ見ぬ城も多いのが現状である。
普段活動している地域と湖国の城郭は、どのような差異があるのか、また共通点が見いだせるのかが知りたかった。
ネットや書籍で写真や説明は見られる時代であるが、百見は一考にしかずということで、湖国・滋賀県の城郭に訪れることになった。
同行者と語り合いながらの城巡り
滋賀県では計4日間の活動になったが、内2日間は同行者との城巡りとなった。
二人とも、当ブログのブロ友であり、また長い付き合いの方であるHさんとTさんである。ともに筆者が所属するオフ会グループの戦国倶楽部の仲間である。
さて、今回は湖東・湖南・湖西・湖北と4つの地方を各章に分け湖国の城巡りの成果をお届けしたい。なお4つ地方の呼称は筆者が便宜的に付けたものである。
第Ⅰ章の次稿は湖東の城へと向かってみたい。