著作物の取り扱いについて

当ブログ・著作物の取り扱いについて

本稿では当ブログ運営上の著作物の取り扱いについて記していきたい。
当ブログでは、筆者が描いた縄張り図、鳥観図、並びに現地の案内板(説明版)を使用し城郭の紹介を行う。(筆者が描いた縄張り図、鳥観図の使用に関しては下記に記載)
昨今、城郭を紹介するブログHPは大変多く、その中では、書籍等の印刷物にある縄張り図をスキャニング及び撮影して、掲載しているものがある。
作図者及び出版社からの使用許可を得た上での掲載であれば問題はないであろうが、無断で掲載されているものがほとんどである。それらは著作権法に抵触している。註1
当ブログでは、訪れた全ての城の縄張り図は制作してはいない。

しかし閲覧いただく皆様には、わかりやすく紹介したい。
その為、上記のように書籍等の印刷物や他WEB上にあるものは使わず、筆者が描いた縄張り図、鳥観図、並びに現地の案内板(説明版)を使用していきたい。
現地案内板を使用する場合は著作権法の都合上、筆者自身が当ブログに対して以下の一定の制限をかけて使用する。註2
1. わかる場合は現地の案内板(説明版)の制作者、作図者名を明記する。
2. 着色・加工等は行わない。
3. 曲輪等の呼称に関しては案内板(説明版)に従う。註3
4. 加筆は写真を撮影した場所のみとする。(写真位置〇と記載)
5. 必要に応じて、モノクロ及びカラーにて使用。

筆者が描いた縄張り図、鳥観図の使用に関して

筆者としては見学会や、他WEBサイトにおいて作図者名を明記の上で使用される場合は全く異論はない。城郭啓蒙のためにぜひ活用いただければと思っている。

註1 著作権法第三十二条第一項に例外として条件付きで「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ報道、批評、研究その他の目的上、正当な範囲内で行わなければならない」とある。筆者は城郭紹介のWEBサイト及びブログでの使用は、例外としての正当な範囲内に当てはまるものではないと考える。
註2 著作権法第46条(公開の美術の著作物等の利用)

註3 呼称がない場合は、文中に筆者が呼称を記載する場合もある。


引用・参考文献 
高田 徹 2006「縄張り図と著作権 ―いくつかの事例を通して―」
     戦乱の空間編集会『戦乱の空間第5号』